めまいと自律神経の関係とは?
東洋医学と西洋医学から見る「ふらつき・回転性めまいの原因と整え方」

急にふらっとする。
頭がくらっとして不安になる。
景色がぐるぐる回るように感じる。
立ち上がるとふらつく
歩いているとバランスが取りづらい
目の前が一瞬暗くなる
ぐるぐる回るような感覚がある
こうした「めまい」の症状で悩んでいませんか?
検査では異常がないのに、症状だけが続く。
薬を飲んでも完全には良くならない。
臨床でも
「原因がわからないめまい」
「ストレスで悪化するめまい」
というご相談はとても多く見られます。
このようなめまいには
自律神経の乱れ
体の巡りの低下
が深く関係していることがあります。
自律神経の基本については、こちらで詳しく解説しています。
→ 自律神経とは?東洋医学でわかりやすく解説
また、頭の重さや集中力低下とも関連が深い症状です。
→ 頭が重い・ぼーっとする原因
めまいの種類(西洋医学)
めまいは大きく分けて2つに分類されます。
回転性めまいは、景色がぐるぐる回るように感じるタイプです。
内耳や三半規管の問題と関係することが多いです。
浮動性めまいは、ふわふわする・ふらつく感覚です。
自律神経の乱れや血流の問題と関係することが多く、現代人に多いタイプです。
自律神経とめまい
自律神経は
血流
血圧
バランス機能
を調整しています。
しかし自律神経が乱れると
脳への血流が不安定になる
内耳の働きが乱れる
その結果
ふらつき
めまい
立ちくらみ
が起こります。
東洋医学から見るめまい
東洋医学では、めまいは「気・血・水の乱れ」として考えます。
特に重要なのが
気虚
血虚
痰湿
です。
気虚タイプ
エネルギー不足の状態です。
立ちくらみ
疲れやすい
朝が弱い
といった特徴が見られます。
血虚タイプ
栄養不足の状態です。
ふらつき
目のかすみ
めまい
貧血傾向
脳に十分な栄養が届いていません。
痰湿タイプ
水分代謝が低下している状態です。
頭が重い
むくみ
めまい
雨の日に悪化
体の中に余分な水分が停滞しています。
五臓六腑との関係

めまいには
肝
脾
腎
心
が関係します。
肝はバランス調整
脾は水分代謝
腎は体の土台
心は意識や精神
これらが乱れることで、めまいが起こります。
症例:40歳女性 ストレスとめまい
40歳女性
ご主人とお子さん2人の4人家族
仕事と家事を両立しており、日々忙しく過ごされていました。
来院時の主な症状は
・ふらつく感じのめまい
・立ち上がった時の不安定感
・頭が重い
・疲れが取れない
という状態でした。
お話を伺うと
・仕事のストレスが強い
・常に気を張っている
・リラックスする時間が少ない
という状況でした。
体の状態は
・首肩の緊張
・呼吸が浅い
・お腹の硬さ
が見られました。
脈診を行い東洋医学的には
・気滞(ストレス)
・脾虚(エネルギー不足)
と判断しました。
施術では
・気の巡りを整える
・体をゆるめる
・呼吸を深くする
ことを中心に行いました。
数回の施術で
「ふらつきが減ってきた」
「頭が軽くなった」
という変化が見られました。
なぜめまいは繰り返すのか
一時的に良くなっても戻る。
それは原因が
自律神経と巡り
だからです。
表面的な対処だけでは再発しやすいのが特徴です。
改善のポイント
体を温める
呼吸を整える
首肩をゆるめる
無理をしない
これらを積み重ねることが重要です。
温める方法については、こちらの記事でも解説しています。
→ 温泉と自律神経の関係
めまいにおすすめのツボ
日常で取り入れやすいツボをいくつか紹介します。
耳のまわりや足元のツボは、バランス感覚や巡りを整えるうえで重要です。
内関(ないかん)
手首の内側、手のひら側でシワから指3本分ひじ側に上がったところ
効果
・自律神経を整える
・めまい、吐き気の軽減
・不安感の緩和
百会(ひゃくえ)
頭のてっぺん、左右の耳を結んだ線と正中線の交わるところ
効果
・頭の巡りを整える
・めまい、頭重感の改善
・集中力の回復
足三里(あしさんり)
ひざのお皿の下から指4本分下、すねの外側
効果
・全身の気を補う
・疲労回復
・体力の底上げ
太渓(たいけい)
内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ
効果
・腎を補う
・めまい、ふらつきの改善
・冷えの改渓
ツボは強く押す必要はありません。
「気持ちいい」と感じる程度でゆっくり刺激することが大切です。
鍼灸でできること
鍼灸では
気血の巡り
自律神経
を整えます。
首・頭・お腹を整えることで、めまいが改善するケースが多くあります。
まとめ
めまいの原因は
自律神経
血流
気血の巡り
です。
東洋医学では
気虚
血虚
痰湿
として考えます。
体を整えることで、めまいは軽減していきます。



















