肩こり・腰痛|がんばる身体をゆるめ、巡りを取り戻す鍼灸治療

「いつも肩が重い」「デスクワークで首がこる」「腰の張りが取れない」
そんな慢性的なコリや痛みでお悩みではありませんか?
マッサージや湿布で一時的に楽になっても、またすぐ戻ってしまう——。
それは、表面の筋肉だけでなく、身体の内側(気・血・水)の巡りが滞っているサインです。
木氣治療室では、脈診・腹診をもとに「どこで流れが止まっているか」を見極め、
東洋医学の鍼灸で、身体の奥からほぐしていきます。
コリを「ほぐす」のではなく、「滞りを流す」。
それが、本来の鍼灸の役割です。
西洋医学からみた肩こり・腰痛
西洋医学では、肩こりや腰痛は筋肉の緊張・血行不良・神経圧迫が主な原因とされています。
デスクワークやスマートフォン操作など、長時間同じ姿勢を続けることで
筋肉が固まり、血流が悪くなり、酸素や栄養が届きにくくなります。
また、ストレスによる自律神経の乱れやホルモンの変化も、
筋肉の緊張や痛みの悪化につながります。
対症療法としては、鎮痛薬・湿布・マッサージ・整形外科リハビリなどが用いられますが、
「すぐ戻る」「根本的に改善しない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
東洋医学では、こうした筋肉のコリを“巡りの滞り”ととらえ、
内側の原因からアプローチしていきます。
東洋医学でみる筋肉のコリ・痛みの原因

東洋医学では、コリや痛みは気・血・水の流れの滞りによって生じると考えます。
●気滞(きたい)型
ストレスや感情の抑圧で「気」が滞り、筋肉が張って硬くなる。
肩が重く、首のこりや頭痛を伴うことも。
●瘀血(おけつ)型
血の巡りが悪くなり、冷え・しびれ・鈍痛を感じやすいタイプ。
慢性的な肩こりや腰痛が特徴。
●湿滞(しつたい)型
水分代謝の滞りによって、身体が重だるく痛みが長引く。
●腎虚(じんきょ)型
加齢・疲労・睡眠不足などで「腎精」が不足し、腰痛や下肢の重だるさを引き起こす。
これらの滞りは、気候・食事・姿勢・感情など、
日々の生活習慣によっても悪化しやすくなります。
鍼灸で整える「巡り」と「緊張」
鍼灸は、滞った気血を流し、筋肉の緊張と痛みを根本から解きほぐします。
① 血流と代謝の改善
鍼刺激により毛細血管が開き、酸素と栄養が筋肉に届きやすくなります。
結果として、自然に“ほぐれる”感覚が得られます。
② 自律神経の調整
鍼灸にはリラックス作用があり、交感神経の過緊張を緩和します。
「肩の力が抜ける」「呼吸が深くなる」と感じる方が多いです。
③ 炎症と痛みの抑制
鍼による微細な刺激が、痛みを感じにくくする神経反応を促します。
慢性の腰痛や肩の張りにも有効です。
④ 体質改善
コリやすい・冷えやすい体質を整え、再発しにくい身体へ導きます。
五臓六腑との関係(肝・腎・脾)

東洋医学では、筋肉や関節の不調は肝・腎・脾のバランスと深く関わっています。
・肝:気と血の流れを調整。ストレスや怒りが続くと筋肉が硬くなる。
・腎:骨や腰を支えるエネルギー源。腎虚は腰痛の主因。
・脾:栄養を運ぶ臓。脾が弱ると筋肉の張りが取れにくく、慢性化しやすい。
鍼灸では、これらの臓腑を整えることで「巡り・温め・支える力」を回復させます。
日常生活での養生法
鍼灸とあわせて、日々の生活で「巡りを止めない」意識を持つことが大切です。
● 姿勢を意識する
猫背や前かがみ姿勢は血流を悪化させます。深呼吸をしながら肩を開きましょう。
● 冷えを防ぐ
肩・腰・お腹を冷やすと筋肉が硬くなります。
特に冷房の季節はブランケットやカイロを活用。
● 適度な運動
ウォーキングやストレッチで筋肉を柔らかく保ちましょう。
● ストレスを溜めない
感情の抑圧は肝の働きを妨げます。好きな音楽や香りでリラックスを。
● 湯船に浸かる
ぬるめのお湯で血流を促進し、自律神経も整います。
木氣治療室の鍼灸治療

木氣治療室では、単なる「コリほぐし」ではなく、
東洋医学の理論に基づき「なぜ筋肉が緊張してしまうのか」を見極めます。
脈診・腹診によって、身体の内側の状態を丁寧に読み取り、
鍼・てい鍼・灸を使って、滞った気血を流しながら、
身体全体を調和させていきます。
施術後は「肩が軽い」「息が深く吸える」「腰が伸びる感じ」と実感される方が多く、
デスクワーク疲れ・慢性腰痛・寝違え・ぎっくり腰などにも対応しています。
その場しのぎではなく、根本から改善したい方へ。
東洋医学の鍼灸で「動ける身体」を取り戻しましょう。