「ふわふわするめまい」は体からのサインかもしれません ~東洋医学から見る「めまい」と自律神経の関係~

朝起きた時にふわふわする。
立ち上がるとクラっとする。
病院で検査をしても異常がない。
そんなめまいで悩んでいませんか?
・ふわふわする
・頭が浮く感じがする
・立ちくらみがある
・疲れると悪化する
・天気が悪い日に出やすい
・ストレスが続くと強くなる
・病院では異常なしと言われた
こうした症状は、自律神経の乱れと深く関係していることがあります。
実際に木氣治療室でも、
「MRIでは異常なし」
「耳鼻科でも問題なし」
と言われた方が来院されることは少なくありません。
東洋医学では、めまいを単に耳や脳の問題とは考えません。
体全体のバランスの乱れとして捉えます。
この記事では
・めまいと自律神経の関係
・東洋医学から見ためまいの原因
・タイプ別の特徴
・女性とめまいの関係
・天気病との関係
・セルフケアやツボ
について詳しく解説していきます。
自律神経についてはこちら
不眠や不安感とも深く関係します。
→ 不眠と自律神経
→ 不安感と自律神経
結論:めまいの主な原因
めまいにはさまざまな原因があります。
自律神経の乱れ
ストレス
睡眠不足
血流低下
東洋医学でいう気血不足や痰湿
特に多いのが
ストレスによる自律神経の乱れと血流低下です。
臨床では、めまいだけで来院される方は少なく、
不眠
不安感
肩こり
首こり
疲労感
を伴っているケースが非常に多く見られます。
めまいと自律神経の関係
自律神経は
血圧
血流
平衡感覚
内耳機能
を調整しています。
そのため自律神経が乱れると、
脳への血流が不安定になることで、
ふわふわする
クラっとする
浮遊感がある
頭が重い
という症状が出ることがあります。
特に
不眠
不安感
疲労
ストレス
が続いている方は注意が必要です。
検査で異常がないのにめまいが起こるのはなぜ?
木氣治療室へ来院される方の中には、
MRI異常なし
脳神経外科異常なし
耳鼻科異常なし
という方が少なくありません。
もちろん重大な病気が隠れていることもあるため、まずは医療機関での検査が大切です。
しかし検査で異常が見つからないにもかかわらず、
ふわふわする
地面が揺れる感じがする
頭がスッキリしない
という状態が続くことがあります。
このようなケースでは、
自律神経の乱れ
首肩の緊張
睡眠不足
慢性的なストレス
が関係していることが多くあります。
東洋医学では、
「異常がない=健康」
ではなく、
「まだ病気ではないけれど体のバランスが崩れている状態」
を重視します。
その段階で体から出されるサインの一つがめまいなのです。
東洋医学から見るめまい

東洋医学では
「諸風掉眩 皆属於肝」
という考えがあります。
これは
めまいやふらつきは肝と関係する
という意味です。
しかし実際の臨床では、
肝だけではなく、
脾
腎
気血
も深く関係しています。
例えば
脾が弱れば痰湿が生まれる
腎が弱れば脳を養えない
血が不足すれば頭が栄養不足になる
というように、
複数の要因が重なっていることがほとんどです。

気虚タイプ
特徴
・立ちくらみ
・疲れやすい
・朝が弱い
・声が小さい
・風邪を引きやすい
エネルギー不足タイプです。
無理を続けている方に多く見られます。
血虚タイプ
特徴
・ふわふわする
・不安感
・眠りが浅い
・顔色が白い
・目が疲れやすい
女性に多いタイプです。
痰湿タイプ
特徴
・頭が重い
・雨の日に悪化
・むくみ
・胃腸が弱い
・体が重だるい
水分代謝の低下が背景にあります。
肝陽上亢タイプ
特徴
・イライラ
・頭痛
・のぼせ
・血圧が高め
・肩こり
ストレスが強い方に多いタイプです。
女性にめまいが多い理由
臨床では男性よりも女性の方がめまいを訴えることが多い印象があります。
その背景には
ホルモンバランス
月経
妊娠・出産
更年期
ストレス
などがあります。
東洋医学では女性は「血」と深い関係があります。
血が不足すると、
脳を十分に養えなくなり、
ふわふわする
立ちくらみ
不安感
眠りが浅い
などが起こりやすくなります。
特に
生理量が多い
出産後
更年期
無理なダイエット
がある方は血虚によるめまいが起こりやすくなります。
天気病とめまいの関係
雨の日や台風前になると、
めまいが悪化する方もいます。
これは近年
気象病
天気病
とも呼ばれています。
東洋医学では、
湿邪(しつじゃ)
の影響として考えます。
湿邪には
重い
停滞する
濁る
という特徴があります。
そのため
頭が重い
ふわふわする
体がだるい
むくむ
という症状が出やすくなります。
特に痰湿タイプの方は、
梅雨や低気圧で症状が悪化しやすい傾向があります。
症例:43歳女性 天気が悪い日に悪化するめまい

43歳女性
主訴は
・ふわふわするめまい
・頭重感
・肩こり
・倦怠感
でした。
特に
雨の日
台風前
仕事が忙しい週
に悪化していました。
病院では異常なし。
東洋医学的には
痰湿
脾虚
肝鬱
が重なった状態でした。
施術では
胃腸機能を整える
気の巡りを改善する
首肩の緊張をゆるめる
ことを中心に行いました。
すると
「雨の日でも以前ほど気にならなくなった」
「頭が軽い日が増えた」
という変化が見られました。
鍼灸で改善しやすいめまいとは?
鍼灸で改善しやすいのは
ストレス由来
自律神経由来
血流低下由来
疲労由来
のめまいです。
特に
不眠
不安感
動悸
肩こり
首こり
を伴うケースでは改善が期待できます。
反対に、
急激に発症した
ろれつが回らない
手足の麻痺がある
などの場合は医療機関での精査が優先です。
めまいを改善する生活習慣
朝日を浴びる
睡眠時間を確保する
首肩を温める
長時間スマホを避ける
呼吸を深くする
湯船に浸かる
これらは自律神経を整えるうえで非常に重要です。
めまいにおすすめの食事
おすすめ
味噌汁
山芋
黒ごま
大豆製品
温かいスープ
かぼちゃ
なつめ
控えたいもの
冷たい飲み物
甘いもの
アルコール過多
脂っこいもの
めまいにおすすめのツボ
百会(ひゃくえ)
頭頂部
効果
・頭の重さ改善
・自律神経調整
内関(ないかん)
手首の内側
効果
・めまい
・吐き気
・不安感
足三里(あしさんり)
膝の下
効果
・胃腸改善
・気虚改善
太衝(たいしょう)
足の親指と人差し指の間
効果
・ストレス緩和
・気の巡り改善
まとめ
めまいの原因は
耳だけ
脳だけ
とは限りません。
自律神経
ストレス
睡眠
気血の不足
水分代謝の低下
などが関係していることがあります。
東洋医学では体全体を整えることで、
めまいの改善を目指していきます。



















