腹式呼吸VS胸式呼吸
腹式呼吸・胸式呼吸どっちがいい!?
結論を先に述べますと、どちらが良い呼吸ということはなく,それぞれの良さは異なります。
「腹式呼吸」は横隔膜の動きを利用して肺に空気を取り入れたり、吐き出したりする呼吸法です。
腹式呼吸は訓練を行うことによって、横隔膜の動きの範囲が広がり、より大きく、より強く呼吸を行えるようになります。
また、リラックスするために必要な副交感神経を優位にし、自律神経を整えることができます。
一方、「胸式呼吸」は、普段無意識に誰もが行っている呼吸です。
肋間筋を利用して肋骨を動かし、肺を膨らみやすくして行う呼吸法です。
また、活動的にするための交感神経を優位にすることができるので、やる気がアップします。
朝と夜の呼吸はどちらがいい!?
朝は胸式呼吸がおすすめで、1日の始まりに太陽に向かって大きく深呼吸してみましょう。
両手を大きく広げ、胸を開き、前向きな気持ちにスイッチを入れます。
夜は腹式呼吸がおすすめで、入浴中や布団の中で息をゆっくり長く吐くことを意識してください。
身体の力が徐々に抜けるイメージでスイッチをオフにします。腹式呼吸と胸式呼吸を使い分けられるようにしましょう!
今月のツボ
中府(ちゅうふ)
場所
鎖骨の下を胸から腕に向かって外側へなぞるとくぼみがある。そのくぼみから親指の幅分下に降りたところ。
効果
風邪やぜんそくなどの呼吸器症状、肩こりなど