低体温と冷え性は違う!?
低体温が及ぼす体への影響
低体温とは、深部体温(脳や内臓など身体内部の体温)が35.5~36.0℃以下のことをいい、冷え性とは異なります。
冷え性は、深部体温は下がっていなくても手足などに部分的な冷えを感じる状態のことです。
平熱は人によって異なるとはいえ、あまりに体温が低いと身体の機能に影響が及ぶことがあります。
その代表的なものが免疫力の低下です。
身体の免疫機能が低下するため、細菌やウイルスなどの病原体に感染しやすくなります。
その他にも、内臓が冷えることで消化不良や体力の低下、食欲不振が起こります。
また、自律神経の乱れによる血行不良が起こり、冷え症も同時に感じる可能性もあります。
そして、低体温が続くと、集中力や思考力の低下にまで繋がります。
様々な健康被害が生じるため、適切な対処が必要です。
体温が低くなる原因はストレス、急激な体重の減少、筋肉量の減少、加齢による衰え、甲状腺ホルモンの減少、長時間の低温環境などです。
体温を上げよう!低体温予防につながる生活習慣
- 身体を温める食材や、タンパク質などを積極的に摂り、栄養バランスの取れた食事を行うこと。
- ウォーキングやスクワットなどを行い筋肉の代謝を上げること。
- 40℃のお湯で10分程度入浴すること。
今月のツボ
血海(けっかい)
場所
膝のお皿の上・内側の角から指3本分上にあがったところ。
効果
冷え性、生理痛、生理不順、膝の痛みなど