飲酒後に足がつる・筋肉痛になる原因とは?

東洋医学と西洋医学から見るアルコールと筋肉の関係

お酒を飲む人たちの画像

お酒を飲んだ日の夜や翌朝に、

足がつる
筋肉が痛い
体がだるい

そんな経験はありませんか?

特に

・ふくらはぎがつる
・寝ている時にこむら返りが起こる
・筋肉痛のようなだるさが残る
・お酒を飲んだ翌日に疲労感が強い

こうした症状を訴える方は少なくありません。

単なる飲みすぎと思われがちですが、実際には

脱水
ミネラル不足
自律神経の乱れ
血流低下
東洋医学でいう「肝」や「血」の消耗

などが複雑に関係しています。

臨床でも

「お酒を飲むと足がつる」
「翌日に筋肉が痛くなる」
「疲労感が抜けない」

という相談はよく見られます。

この記事では

・なぜ飲酒で足がつるのか
・筋肉痛が起こる理由
・東洋医学から見たアルコールの影響
・タイプ別の特徴
・改善方法やツボ

まで詳しく解説していきます。

結論:飲酒後に足がつる主な原因

足をつる人の画像

飲酒後のこむら返りや筋肉痛には、主に次のような原因があります。

脱水
ミネラル不足
血流低下
睡眠の質低下
自律神経の乱れ
東洋医学でいう肝血不足

特に多いのが

アルコールによる脱水と、自律神経・血流への影響

です。

飲酒と筋肉の関係(西洋医学)

アルコールは体にさまざまな影響を与えます。

特に筋肉や神経に関係するのが

水分
電解質
血流
神経伝達

です。

アルコールによる脱水

アルコールには利尿作用があります。

つまり、

尿が増える
水分が排出される

という状態になります。

すると

筋肉内の水分バランスが崩れる

結果として

・足がつる
・筋肉が痙攣する
・だるさが残る

といった状態になります。

ミネラル不足

筋肉の正常な働きには

マグネシウム
カリウム
カルシウム

などのミネラルが必要です。

しかしアルコールによって

尿と一緒に排出されやすくなる

ため、

筋肉が異常収縮しやすくなります。

これが「こむら返り」の大きな原因です。

血流低下と筋疲労

飲酒すると一時的に血管は拡張します。

しかしその後、

自律神経が乱れる
血流が不安定になる

ことで、

筋肉への酸素供給が低下します。

その結果

筋肉疲労
だるさ
筋肉痛様症状

が起こりやすくなります。

睡眠の質の低下

「お酒を飲むと眠れる」

そう感じる方も多いですが、実際には

睡眠の質は低下しています。

アルコールによって

深い睡眠が減る
途中で覚醒しやすくなる
交感神経が乱れる

その結果

疲労回復が不十分になり、

翌朝の筋肉疲労やだるさにつながります。

不眠や自律神経についてはこちら
→ 不眠と自律神経

東洋医学から見るアルコールの影響

東洋医学では、お酒は

「湿熱(しつねつ)」

を生みやすいものと考えます。

湿熱とは、

余分な水分と熱が体にこもった状態です。

肝(かん)と筋肉の関係

東洋医学では

「肝主筋(かんしゅきん)」

という考えがあります。

これは

「肝は筋肉を支配する」

という意味です。

つまり肝の働きが低下すると

筋肉がつりやすい
筋肉疲労が起こりやすい

と考えます。

アルコールは特に肝へ負担をかけるため、

飲酒後に筋肉症状が出やすくなります。

肝血不足

東洋医学では

血は筋肉を養う

と考えます。

しかし飲酒によって

血が消耗される
巡りが悪くなる

結果として

筋肉へ十分な栄養が届かず、

・足がつる
・筋肉が硬くなる
・疲れが抜けにくい

という状態になります。

湿熱タイプ

飲酒後に多いタイプです。

・体が重い
・むくみ
・だるい
・熱っぽい

余分な湿熱が体に停滞しています。

気血不足タイプ

疲労が強い方に多いタイプです。

・筋肉がつりやすい
・疲れやすい
・朝がつらい

体を支える力が不足しています。

瘀血タイプ

血流停滞タイプです。

・筋肉が硬い
・肩こり
・冷え
・回復が遅い

血の巡りが悪くなっています。

飲酒と自律神経の関係

アルコールは自律神経にも大きく影響します。

一時的にはリラックスしますが、その後

交感神経が過剰に働く

ことで、

・夜中に目が覚める
・動悸
・呼吸が浅くなる
・疲れが抜けない

といった状態になります。

自律神経についてはこちら
自律神経とは?東洋医学でわかりやすく解説

症例:40代男性 飲酒後のこむら返り

40代男性
デスクワーク中心

仕事のストレスが強く、毎日の晩酌が習慣になっていました。

主な症状は

・夜中に足がつる
・朝の疲労感
・筋肉の張り
・眠りが浅い

という状態でした。

お話を伺うと

・水分摂取が少ない
・外食が多い
・睡眠時間が短い

という生活でした。

体の状態は

・ふくらはぎの強い緊張
・お腹の硬さ
・首肩のこり
・冷え

が見られました。

東洋医学的には

湿熱
肝血不足
瘀血

が重なっている状態と考えました。

施術では

・血流改善
・肝の調整
・自律神経調整

を中心に行いました。

数回の施術で

「夜中につらなくなってきた」
「朝が楽になった」

という変化が見られました。

なぜ繰り返すのか

一時的に改善しても戻る。

それは

水分不足
血流低下
自律神経
肝の負担

が改善していないためです。

単純なミネラル不足だけではないケースも多くあります。

改善のポイント

水分補給
ミネラル補給
睡眠改善
血流改善
飲酒量の調整

これらを積み重ねることが重要です。

おすすめの食事

味噌汁
海藻
大豆製品
ナッツ類
緑黄色野菜

これらは

ミネラル
血流
肝の働き

を助けます。

飲酒後におすすめのツボ


足三里(あしさんり)

膝のお皿の下から指4本分下

効果
・胃腸を整える
・疲労回復
・筋肉疲労改善

三陰交(さんいんこう)

内くるぶしから指4本分上

効果
・血流改善
・冷え改善
・筋肉の緊張緩和

太衝(たいしょう)

足の親指と人差し指の間

効果
・肝の調整
・ストレス緩和
・筋肉の緊張改善

足臨泣(あしりんきゅう)

足の薬指と小指の骨の間

効果
・筋肉のこわばり改善
・足のつり改善
・巡り改善

鍼灸でできること

鍼灸では

血流
自律神経
筋肉の緊張
内臓の働き

を整えます。

特に

ふくらはぎ
お腹
首肩

を整えることで、改善するケースが多くあります。

よくある質問

お酒で足がつるのは病気ですか?

→ 脱水や血流低下が多いですが、頻繁な場合は注意が必要です。

水を飲めば防げますか?

→ 水分は重要ですが、ミネラルや血流も関係します。

筋肉痛になるのはなぜですか?

→ 睡眠の質低下や血流低下が関係しています。

まとめ

飲酒後に足がつる原因は

脱水
ミネラル不足
血流低下
自律神経
肝の負担

です。

東洋医学では

「肝と血の消耗」

として考えます。

体を整えることで、症状は少しずつ変わっていきます。

この記事を書いた人

こんにちは。木氣治療室院長の石塚雅章です。痛みがない、病気になっていないから私は健康です、とは言えません。日常の動作や姿勢、生活習慣を見直し、予防しましょう。そして、体の不調がなく、趣味を長く続け幸せな生活を送っていただけるよう、サポートをしていきますのでよろしくお願いします。

あん摩マッサージ指圧師

はり師

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