東洋医学で考える~体質による便秘のタイプ~

 

<熱秘タイプ>

辛いもの、味の濃いもの、油っぽいもの、お酒などの摂り過ぎで、身体が熱を持ったために腸で多くの水分を吸収してしまい、便が硬くなっているタイプ。

食事に気をつけ、水分バランスを整えましょう。熱を冷まして腸を潤すバナナは有効です。

 

 

<寒秘タイプ>

冷え症や、冷たいものの摂りすぎなどから、お腹が冷えて腸の動きが鈍くなり、便が出にくくなるタイプ。

夏の野菜などの身体を冷やす食材は控え、ニンニクやニラ、ネギなど温める食材を積極的に摂り入れましょう。

 

 

<燥秘タイプ>

腸の水分が消耗して潤いが不足することで、便が乾燥して出にくい状態です。病後や高齢者に多いタイプで、コロコロした便が特徴です。

こまめに水分をとり、ゴマやナッツ類を積極的にとりましょう。

 

 

<気秘タイプ>

腸の運動をコントロールする力が不足して便を押し出すことができないタイプや、緊張やストレスで腸がスムーズに動かず便がスッキリ出ないタイプです。

芋類や豆類などは腸の元気を養います。ストレスが溜まっている時はセロリやシソ、春菊など香りの良い野菜がおすすめです。アロマバスは腸の緊張を緩めてくれます。

 

 

<今日のツボ>

支溝(しこう)

どの便秘タイプでも使えるツボで、排便に必要なエネルギーと水分に関係しています。約10秒程度軽く押してください。

【場所】

手の甲側で、手首から指幅4本分のところの中央。