食後眠くなるのは糖の問題!?
なぜ食後は眠くなるの!?
食後に眠気を感じる原因として、2つの理由が挙げられます。
1つは、「消化を促すために脳から胃腸に血液が集中するから」、もう1つは、「食事をすることで、血糖値が上がるから」です。
血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことをいいます。
甘い物やご飯、パンなどの炭水化物が体内に入ると、ブドウ糖として血液中を流れ、血糖値が上がります。
そして、膵臓から分泌される「インスリン」の働きや脳や体のエネルギー源として使われることで、血糖値は下がっていきます。
このように、血糖値は1日の中で上昇と下降を繰り返しています。
食後の強い眠気や倦怠感は血糖値スパイク!?
食事のとり方によっては、急激に上がったり下がったりしてしまうこともあり、このような状態を「血糖値スパイク」と呼びます。
強い眠気を引き起こすだけでなく、内臓にもダメージを与えてしまう可能性があります。
朝ごはんを抜いてしまう方や、忙しくてお昼ご飯を抜いてしまう方に多くみられる傾向です。
食事を制限すると低血糖の状態が長く続き、体の中でブドウ糖が枯渇した状態になります。
その後、食事をすることで血糖値は急上昇し、これに伴い、インスリンも大量に分泌され、急激に血糖値が下がってしまいます。
このような血糖値の乱高下により、食後の強い眠気やだるさだけでなく、めまいや気分の悪さなどが引き起こされることもあります。
今月のツボ
睛明(せいめい)
場所
左右の目の目頭から少し鼻よりのくぼみのところ
効果
眠気、眼精疲労、めまいなど