乳酸菌を効率よく摂取し健康になろう!
動物性乳酸菌と植物性乳酸菌の違いとは!?
動物性乳酸菌とは、ヨーグルトやチーズなどに多く含まれており、牛乳の乳糖をエサにして、30~35度で保温した厳密に衛生管理された環境で作られる乳酸菌のことです。これは、低温だと育たず、また他の菌と共生することができないからです。一方、植物性乳酸菌とは、漬物や味噌などに多く含まれており、豊富とはいえない野菜のブドウ糖をエサにし育ちます。漬物樽の中は塩分や酸が多く、さらに寒い場所に置かれます。これは、菌にとっては過酷な環境です。さらに、衛生面は管理されないため、入り込んできた様々な細菌や酵母と生存競争をしながら生き延びます。そのため、植物性乳酸菌のほうが生きて腸に到達する可能性が高いため、強い整腸作用が期待できると言われています。しかし、動物性乳酸菌は活動を終えた後、植物性乳酸菌のエサになって手助けをしてくれます。それぞれの働きは異なりますが、いずれも人の腸内にすむ細菌のバランスを整えるのに役立つ善玉菌です。バランス良く食品から得るようにしましょう。
漬物を買う時に注意!
スーパーなどで市販されている漬物には、生きた植物性乳酸菌が含まれているものは少ないと言われています。なぜなら市販の漬物を作る際に、調味料で味を付けた「漬物風」のものが多いからです。また、発酵させたものであっても、乳酸菌が生きたままだと味が変化してしまうため、乳酸菌を死滅させて発酵を止めてあるものも多くあります。そのため、ご自身で作るか、手作りの漬物を販売しているお店で買うことをおすすめします。
今月のツボ
大巨(だいこ)
場所
おへそから真横に指3本分、そこから真下に指3本分離れた位置にある
効果
便秘、下痢、過敏性腸症候群、膀胱炎、生理痛、むくみなど