頭痛の原因を知って対策しよう~Part1~

こんにちは、木氣治療室です。

今回は頭痛の種類についてお話しさせていただきます!

①西洋医学で考える頭痛の原因とは?

頭痛の原因は様々ですが、一般的な原因は以下の通りです。

  1. 緊張型頭痛:筋肉のコリやストレス、疲労によって起こる痛みです。
  2. 血管性頭痛(偏頭痛):血管の拡張や神経の過敏性によって起こる、激しい片側性の頭痛です。
  3. 群発性頭痛:長時間のデジタル画面の使用や近くの物を見続けることによって与えられる痛みです。
  4. 頭部外力傷:頭部への外力や怪我によって起こる頭痛です。
  5. 病的頭痛:脳腫瘍や脳梗塞、熱中症などによって起こる頭痛

頭痛の原因を特定するには、詳細な症状や医師の診察が必要です。 頭痛が続く場合や重度の場合は、医師に相談することをお勧めします。

 

 

②緊張型頭痛

日本に約2000万人いると推計されている「緊張型頭痛」は、頭から首、背中にかけての筋肉のコリによって、痛みを感じる神経が刺激され痛みが起こると考えられています。

緊張型頭痛の原因の多くは、長時間の同一姿勢・悪い姿勢・運動不足などの生活習慣が関係しています。
比較的夕方や仕事の終わりごろに頭痛が起こりがちです。また、持続時間には個人差があり、30分程度で収まることもあれば、1週間程度続くこともあります。
生活習慣を改めても頭痛が良くならない場合は、精神的ストレスが関係している可能性もあります。
精神的ストレスが加わると、脳など中枢神経の痛みの感じ方が過敏になることで緊張型頭痛が長引くと考えられています。

 

 

③血管性頭痛(偏頭痛)

偏頭痛は、脈を打つようにズキズキと痛み、動くと悪化するのが特徴です。

偏頭痛の原因は脳の視床下部(ホルモンや体温の調整など)が関係していると考えられています。
その視床下部に何らかの変化が起こると、顔の皮膚の感覚を伝える三叉神経に炎症が起こったり、脳内の血管が拡張して三叉神経を刺激したりして、痛みが起きます。

緊張型頭痛の原因は、月経・排卵、出産後・更年期、寝不足・寝過ぎ、ストレス、まぶしい光
強いにおい、人混み、騒音、天候の変化、温度の変化・高い湿度、アルコール、特定の食品、環境汚染などによって引き起こされます。

 

④群発性頭痛

群発性頭痛は、20~40歳代や男性に多いのが特徴です。

群発性頭痛も血管性頭痛同様、脳の視床下部という場所が関係して起こると考えられています。
三叉神経に関係している副交感神経が興奮するために目が充血する、涙や鼻水が止まらないなどの症状も起こります。三叉神経は、頭の左右に分かれて分布しているため、症状は顔の片側だけに起こります。
また症状は1~2か月間ほど毎日のように起こり、この期間を群発期と呼びます。

 

 

 

次回は薬の飲みすぎによる頭痛についてお話しします!