チョコレートと漢方との関係
チョコレートを食べたほうが良い人と、良くない人
食べ物は多かれ少なかれ漢方薬学的な性質の「偏り」を持っています。
その「偏り」が人それぞれの体質によって、お薬にもなり、また毒にもなるのです。
チョコレートは漢方薬学的に見ると、気を「陽の方向」に集める性質を持っています。
「陽の方向」とは具体的には二つあります。
一つは体の上部(顔面、首、頭、胸部、背部)、もう一つは体の表面(皮膚)です。
チョコレートを食べたほうが良い体質の方は、エネルギーが不足している方です。
立ちくらみ、低血圧、朝の起床がつらい、などといった症状の方です。
また食べないほうが良い方は、皮膚のトラブルを抱えている方です。
特に顔面、首や頭皮といった、体の上部に赤みや痒みがある人は注意が必要です。
またチョコレートの商品によって異なりますが、多くのものに含まれる「乳成分と砂糖」の摂りすぎは、体を冷やすことにつながります。
特に砂糖は、体を冷やし、水分をため込む性質があるので、むくみやすくなります。
体に水が貯まると、さらに冷えが助長されるので、元々冷えている方は食べる量を調整することをお勧めします。
今月のツボ
太淵(たいえん)
場所
手の平側の手首の曲がりじわ上で、中央から親指側へ移動させたときにくぼむ場所
効果
皮膚の症状、風邪、頭痛、歯痛、腕の痛みなど